こころとからだの繋がり│脳神経とストレス・神経に関わる病

脳と深く結びつく神経のしくみについて
ご紹介します☆彡

目次

神経とは?

ストレスなどがかかった時にその情報を
瞬時に受け取り適切に振り分け
その情報に合わせて心臓や胃、腸など複数の
臓器をコントロールする存在です。

・人の体の全身、皮膚に触れた感触や温度

などの刺激を情報として脳に伝える仕事を
担う

・脳で受信した情報を細かく分けて、必要な情報だけを取り除き考えをまとめ
その情報に合わせて最適な決断を命令する
司令塔として存在

・最終的な決断を末梢に送る

という様々な働きを担っています。

大きく2つに分けられる神経

無題1444

脳で受信した情報をまとめ命令をするのが
中枢神経系

情報を脳に伝えたり、その情報を最終的に
末梢に伝えるのが抹消神経系です

活動的能力の面で分けて考えると
中枢神経系
大脳、脳幹(間脳、延髄、橋、中脳)小脳などに仕分けられる

中枢神経には様々な神経細胞が密集している
大脳皮質にはアセチルコリン系
大脳辺縁系にはアドレナリン系
前脳基底部にはセロトニン系
髄質にはドーパミン系
間脳にはノルアドレナリン系
脳幹にはヒスタミン系が存在する

中枢神経系の役割としては抹消神経から
の情報を受信して感覚や意志、運動や常駐、反射、呼吸などを調整している

抹消神経は体制神経系と自律神経の2つに
分けられる。

体制神経系を活動的能力の面から更に細かく
2つに分け、運動神経と知覚神経となる

自律神経も更に細かく分けると
交感神経と副交感神経になる

また、抹消神経のひとつ自律神経
私たちの心を蝕むストレスと深く結びついています。

無題868

自律神経

人の体のありとあらゆる器官を司り
人の意志とは無関係に自立して動いている

また、血管や内蔵などの動きを調整して
体の中の環境のバランスを保っています。

人が眠っていても快適にスースーと
息を吸ったり吐いたりできるのは
この自律神経が上手く働いてくれているからなのです。


また、自律神経は交感神経と副交感神経の
2つに分けることができます。


朝起きて活発に動く時に働く交感神経
1日の終わり、心地よい睡眠時に働く
副交感神経があります。

この2つの神経がバランス良く働くこと
で心や体が健やかに保たれています

交感神経は血圧を上昇させ、瞳孔を拡大し
怒った時や激しい運動時など興奮状態の
時に強く作用します。

逆に副交感神経は血圧を下降させ、瞳孔を
収縮し、心と体がリラックスしている
休息時や、癒しを感じている時などに
作用します。

無題1434

ですから、この自律神経のバランスが乱れることにより心の病が芽を出してしまうことも
あります。

その、原因がさまざなストレスであり
私たちはこのストレスの対策を考える
ことで弱い自分を見つめ直すことが
できるのです。

そんな、心の不調と密接に関わる自律神経を
乱さないためにできることは……

栄養バランスの摂れた食事をしたり
リラックス効果のある音楽を聴いたり
適度な運動で汗を流すなど
自分に足らない点を改めて考えることで
様々な対策を見つけることができます。




無題1368

「心の弱い自分をどうにかしたい」

と言うと漠然としていて
解決策は中々見つけにくいものですが……


神経という全ての人間に存在するもの
自分なりに学び考えることで
「ストレスに負けない心を手に入れる」
という答え導くことができたならと
思います。

心と体は目に見えず繋がっています

 

それを知ることにより


私は今、弱い自分と向き合っています

無題1444

自律神経

人の体のありとあらゆる器官を司り
人の意志とは無関係に自立して動いている

 

また、血管や内蔵などの動きを調整して
体の中の環境のバランスを保っています。

人が眠っていても快適にスースーと
息を吸ったり吐いたりできるのは
この自律神経が上手く働いてくれているからなのです。

また、自律神経は交感神経と副交感神経の
2つに分けることができます。

朝起きて活発に動く時に働く交感神経
1日の終わり、心地よい睡眠時に働く
副交感神経があります。

この2つの神経がバランス良く働くこと
で心や体が健やかに保たれています

交感神経は血圧を上昇させ、瞳孔を拡大し
怒った時や激しい運動時など興奮状態の
時に強く作用します。

無題1393

逆に副交感神経は血圧を下降させ、瞳孔を
収縮し、心と体をリラックスさせる休息時、癒しを感じている時などに作用します。

自律神経失調症

ストレスが自律神経に悪影響を与えることで、交感神経と副交感神経のバランスが

悪くなり、心や体に様々な不調が現れます

そんな症状が続き、日常生活に支障が出る
状態を自律神経失調症と呼びます。

体の不調を感じて、病院でしっかり検査を
してもらっても特に体に異常が見られないのに、原因不明の体調不良が続く……
且つ、以下の症状に当てはまる場合は
自律神経失調症が疑われます。

《体に表れる様々な症状》
疲れが抜けなくて体が重い、目まい、偏頭痛、動悸、ほてり、夜眠れない、下痢、微熱、手足のしびれ、耳鳴り、口や喉の不快感、頻尿、残尿感……etc.

《心に表れる様々な症状》
些細なことでイライラする、不快な気持ちになる、孤独を感じる、気分が沈む、意欲がわかない、ボーッとする、情緒不安定になる…etc.

無題1350

自律神経失調症のきっかけとなるものは
仕事の忙しさからくるストレスや人間関係からくるストレスなど人それぞれです
ですから、心身に現れる症状も1人1人違い
統一されていません。

自律神経が乱れる原因は「これ!」と
1つに断言できるほど単純ではありません

様々な要因が重なり合うことで症状として
表れてしまうとされています。

自律神経失調症の主な原因6つ

①乱れた生活習慣
②積み重なる強いストレス
③性格的な面
④生まれながらの体質
⑤女性ホルモンのバランス
⑥身のまわりの変化

自分に当てはまる原因を思い浮かべ
見つめ直すことで現状の悩みを解決へと
繫げる道を見つけ出すことができます。

無題1383

①乱れた生活習慣……交感神経が優位になるの昼間に、仕事が休みの日だからと言って
ダラダラと一日中寝て過ごす、朝食を抜いてお腹が空いた時間に適当に食事を済ます、
副交感神経が優位に働く夜遅くまでテレビを見たり、スマホをいじったりしているなどの生活をしていると自律神経のバランスは崩れてしまいます。

無題1394

休みの日でも決まった時間に起きて夜は早めに寝るように心がける
3度の食事は決まった時間に栄養バランスの
整ったものを食べる
ウォーキングやストレッチなどを取り入れて
次の日の仕事に向けてのウォーミングアップ
をはかるなどが解決策になります

無題1366

②積み重なる強いストレス
ストレスを緩和できるような
気持ちがリフレッシュできる趣味などを
探してみましょう!
カラオケで思いっきり歌って発散するでも
良し!ヨガをはじめてみるでも良し!
自分が心から楽しめる趣味を
探してみましょう!
無題1371

③ストレス虚弱体質

バランスの良い食生活を心がけること
胃腸が弱い人は体を温める食品をこまめに
摂るなどが効果的です
また、たんぱく質をしっかり摂って
適度な運動で汗を流すことも大切です。

④性格的な面

自分の性格を客観視する
それによって自分がストレスに弱い
原因になる考え方を改めること
例えば、几帳面すぎるなら少し手を抜くように心がける。悩みを一人でため込むクセがあるなら、信頼できる人に話すように心がけるなど
無題1350

⑤女性ホルモンのバランス

月経前の過食などはホルモンバランスを更に乱す原因になります
温かいハーブティーなどを飲んで
1度心を落ちつけましょう。
この時期は頑張りすぎないようにしよう!と
決めておくことで過度のストレスの予防に
なります。

無題1435

⑥身のまわりの変化
職場が変わる、結婚して家を出るなど
身のまわりの環境が変わることでも
人は多かれ少なかれストレスを感じます
そんな時は、カフェで友達とお喋りしながら
ストレス発散したり、ゆっくり半身浴をしたりするなど、自分の体をたくさん癒せるような時間をこまめに作りましょう!

無題1390

 統合失調症

実際には存在していないのに
「窓から誰かが覗いている」といった幻覚。
実際には何もされていないのに

「周囲から嫌がらせをされている」と
思い込むなどの妄想。
という2つの症状が強くあらわれる

精神の病です。

100人に1人の確率で患う可能性があると
されているので
決して、他人事だと言って無視できる病では
ありません。
家族や友達など身近な人がかかる恐れも
あり、1人でも多くの方に正しく理解して
ほしい病でもあります。

統合失調症を患った方は
この幻覚や妄想という症状により
周りの人とのコミュニケーションが上手く
とれなくなり、日常の暮らしの様々な面で
つまづき、苦しむことが多々あります。

無題1410

思考力や感覚に異常が起きることで

健康な人と比べ、行動がおかしいと映ることがあるかもしれませんが…これも病の特徴
です。

病状が進行することで、自分が病気である
という認識も出来なくなることが多いと
されています。

アレルギー疾患などと同じで全治することは
難しいという点はありますが……
寛解という症状が治まって穏やかな状態を
保ちつつ、原因となるストレス物質と上手く向き合っていくことが大切です。

ですから、統合失調症はしっかり治療をすることで健康な人と同じように生活できるまでに回復することが期待できる病です。

無題1384

統合失調症の要因

統合失調症の要因は「これだ!」と明確に断定

出来るわけではありませんが……
一つの大きな要因として、過剰なストレス

が関わっているとされています。

脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスの乱れが関係しているという説もあり

実際に、脳波などを調べるとわずかに異常が読みとれたり、CT検査により脳の萎縮が見られたり、脳血流検査の活動領域の異常などが発見されています。

参考:
こころの健康情報局すまいるナビゲーター

遺伝的な部分もあるという説もありますが
身近に病気になった人が存在しない場合にも
発症してしまうこともあるので
ストレス、環境、性格など様々な要因が
複雑に重なりあうことで、発症してしまうと考えられています。

統合失調症の70%~80%は思春期から
30歳までに発症するとされていて

男女では、発症年齢に若干の差があります
平均発症年齢は男性は27歳
女性は30歳とされています。

また、女性は再び40歳~45歳に発症率が
やや上がるともされています。

やはり、女性は結婚や出産といった環境の
変化もしくは、女性ホルモンの変化なども
関係してストレスがかかりやすい局面に
発症リスクが上がってしまうのかとも
思われます。

無題1387

統合失調症3つの症状

陽性症状……周りから見ても分かりやすく
行動の異常や顔つきに変化を感じる。
妄想や幻覚などの統合失調症の特徴的な
症状があらわれる

陰性症状……喜怒哀楽が少なくなりボーッとしている、やる気がでない、部屋に引きこもる、思考力の低下など鬱病に似た症状が
あらわれる

認知障がい……注意力や集中力が低下して
日常での失敗が多くなる。記憶力や判断力が
低下することにより日頃、出来ていたことが
難しくなる

無題1350

統合失調症4段階の病状

人それぞれ経過は違うため
あくまで目安ではありますが……

一般的には、前兆期、急性期、消耗期
回復期という流れになります。

また、病状の流れにも1人1人違いがありますので…例えば、消耗期にストレスがかかり
再び急性期に戻るなどという事も十分あり得ます。
ですから、絶対的に4段階の順に
回復するとは断言できません。

前兆期……些細なことで怒りやすくなったり
すぐに気がそれて、人の話を最後まで聞く事が苦手になったり、疲れているのに寝つきが悪くなったりするなど軽度のうつ状態のような症状を感じるようになります。

前兆期の期間は、数ヶ月や数年と人それぞれです

急性期……幻覚や妄想があらわれ
周りから見ても行動に異変を感じられる
この時点で家族が気づき精神科を受診する
人が多い。また、本人は自分が病気であることが分からなくなっている
物音や周りから聞こえる会話などに
神経が過敏になっていて、興奮したり、不安感からおどおどしたりするようになる。

消耗期……急性期のような幻覚、妄想はほとんど静まりますが、意欲が低下して昼夜関係なく眠ることがあります。
これは、心や体の力を最大限まで使ってしまったことによる反動の期間のため
無理せず安静に休むことが必要となります。

回復期……病状が安定し、心に余裕が生まれてきます。この頃から身のまわりのことが
少しずつ出来るようになります

回復期になっても、まだまだ再発リスクが
消えた訳ではないので薬による治療は
精神科の先生と話し合いながら量を調整してもらい継続することが大切です。

無題1397

統合失調症の治療方法

薬による治療と薬に頼らない治療方法を
組み合わせることで最大限の力を発揮
できます。大きく分けると薬物療法、
心理療法、社会療法の3つに分けられます。

薬物療法……抗精神病薬を中心に治療がはじめられる。主に脳内の神経物質ドーパミンの
活動を抑制して、急性期症状の妄想や幻覚を
緩和してくれる作用 。

心理療法……心理カウンセラーさんなどが
心を病んだ方の悩みを聞き、その人の気持ちに寄り添い、言葉を投げかけてくれること、痛みを共有してくれることで
統合失調症のもととなった心理的な悩みや
ストレスを和らげる効果が見られる。

社会療法……ソーシャルトレーニング
(病気によって低下した社会的能力や生活能力など)を再び向上することを目指した
取り組み。

社会復帰を目指し、実際に軽作業や
レクリエーションなどを試みたり、生きがいとなる趣味を見つける為の取り組みを促す。

無題1371

周囲の対応が回復に繫がる鍵

統合失調症患者さんが嬉しい対応の仕方

①妄想や幻覚などにより、間違ったことを
言っていても話を遮ることなく
最後まで聞きましょう

②興奮している神経を逆なでるような
否定的な意見は言わない。

③病気で疲れきっている脳を更に疲労させないように
伝えたいことは、簡潔に分かりやすく話す

④本人のプライドを傷つけるような
対応をしない
病気により幼く見えることがあるかも
しれませんが、子供扱いなどをすると人に
よっては自尊心を傷つける恐れもあります。

⑤例え結果として、あまり力になっては
いなくても手伝ってくれたことには
全て感謝しましょう
病気で苦しい中、頑張ってくれたと思ったら自然と「ありがとう」という言葉が出てくるはずです。

⑥病気で思考力が低下しているので
行動がうまくとれずスローペースになりがちですが、本人のペースを乱さず寄り添うことが回復への近道へと誘ってくれるはずです

⑦今は病気だと言って本人ができることまで
手伝ってしまうと、逆効果になります
出来ないことはそっと手伝い
出来ることは温かく見守りましょう

⑧言い争いが多かったりギスギスした
家庭空間は病気の治りを遅くしてしまいます。静かで落ち着ける空間の中で見守って
いきましょう。

病気に苦しむ患者本人を救うには、身近な人の支えは欠かせないものです。

しかし、このような事を意識して、周囲が
一緒になって病と戦うということは
言葉で表すほど容易なことではありません。

積極的に医療機関や出来るだけ多くの人の
力を借りて、患者本人、そして家族
双方の心身を考え適切な治療法を探していくことが本当の意味での病との戦いになります

無題1359

統合失調症ドーパミン仮説

心の病には、かたちがありません。

治療したくても、薬を飲んでも
出口の見えない闘病生活は続きます。

そんな時に、かたちのあるという
体の部位との繋がりを知ることで
私は少し、気持ちがラクになったような
気がします……。

「心の弱い自分をどうにかしたい」

 

と言うと漠然としていて
解決策は中々見つけにくいものですが……

神経という全ての人間に存在するものの
視点で自分なりに学び考えることで
ストレスに負けない心を手に入れるという
答えを導くことができたならと思います。

心と体は目に見えず繋がっています

 

それを知ることにより

私は今弱い自分と向き合っています

統合失調症のドーパミン仮説に

ついてご紹介したいと思います。

無題1402

統合失調症の急性期の症状、幻覚や妄想には

ドーパミンが増えすぎてるからだという
お話しはどこかで聞いたことがある方も多いかと思います……

このドーパミン仮説には
生化学が深く関わっています

生化学
生き物の体をつくる物質や、その作用や反応を研究し、謎に包まれた様々な現象を化学的方法により徹底的に調べあげようとする学問の一つ。

統合失調症ドーパミン仮説とは

人の脳の中で活動する物質の生化学的研究が行われ、ドーパミンという神経伝達物質と
統合失調症で使用される薬に注目して研究、推測された一説です。

統合失調症の方に処方される薬に抗精神病薬があります。
この薬を使った動物実験を行った結果として抗精神病薬には、ドーパミンの受容体を
ブロックする力があることが発見されました

また、抗精神病薬を服薬後
ドーパミン受容体では本来の機能である
情報の伝達の活動を遮っていること
分かっています。

この理由を裏づけに統合失調症の急性期では
ドーパミンの働きが過剰であると推測されたということです。

ちなみに、その中でもドーパミンD2受容体が
統合失調症の妄想や幻覚に深く関わっているとされています。

このD2受容体とは、大脳基底核の線条体
神経細胞がもつ構造でありドーパミンを
作り出したり、ドーパミンの放出量を
適正に調整する役割を担っています。

無題1447

大脳基底核を構成するうちの1つ線条体
人が運動能力を発揮する働きに深く関わっています。その他にも、決断力や依存性、欲望など様々な神経の経過の道すじにも関係しています。

対人恐怖症や社会恐怖症などは、この線条体の働きが悪くなることにより発症する可能性が高いともされています。

また、線条体には
興奮性入力を大脳辺縁系と大脳新皮質から
受信する役割があり

被殻(ひかく)という運動機能を担う部分と
尾状核(びじょうかく)という精神機能を担う
部分から成り立っています。

無題1363

感情面や身体機能と深く関わる脳の器官が
存在することからも……
脳が疲れると、心や体さまざまな面で不調が

現れるということも納得できます。

 

無題1384

心の病には、かたちがありません。

治療したくても、薬を飲んでも
出口の見えない闘病生活は続きます。

そんな時に、かたちのあるという
体の部位との繋がりを知ることで
私は少し、気持ちがラクになったような
気がします……。

 

無題1402

 

心の病で辛い思いをしている方の
悩みとして多いのは……

社会で病気と認識されにくいことや
未だに偏見が付きまとうという事かと
思います。

私もまた、心の病が医学的に社会に知れ渡る
前は、「そんなものは心の持ちようだ」
「もっと強くなりなさい!」
「甘えてるだけだろ」など厳しい目で
見られたりすることも多々あり…それにより更に心に深い傷を負ってきました。

それどころか、当時は薬での治療がまだまだ未発達だったため…

自分自身の気力と体力だけで
ボロボロになりながら生きぬくしか方法が
ありませんでした……

無題1389

ある程度の我慢は自分を成長させてくれます

しかし、極度のストレスをため込み
長年、傷を受けた続けた心には
その対価として後遺症が残ってしまいます。

心の病は、精神医学に分類される列記としたである……と早い時点で受け入れ
適切な治療を行った上で、再び頑張ることが
本当の意味で強い心を育むということに
繋がるのだと……身をもって実感しました。

無題1384

そんな、心の病と向き合うための一歩として
今回は精神医学と歴史についてご紹介します

精神医学と歴史

 
そもそも、精神医学とは?
 
心の病と呼ばれる目に見えず、人それぞれ
症状も違うといった漠然とした病を
医学的に見て診断したり、それに基づいた
予防法や治療法を考え、研究した1つの分野

フランス革命が起こった18世紀の末期
精神を患った人は人権を剥奪され、辛く
苦しい環境下にさらされていました……

そんな時、フィリップ・ピネルという
フランスの医学者が精神を患った人の人権を守ろうと考え
「精神病患者を鎖から解き放った」ことが
精神医学の道を切り開くはじめの一歩と
なります。

無題1347

近代精神医学の基礎が創設されたのは
1899年、エミール・クレペリンという
精神科医によって
今まで統合失調症・双極性障害の2つを
まとめ「精神障がい」と呼ばれていたものがその時代の呼び名、早発性痴呆(統合失調症)と躁鬱病(双極性障害)に分類されます

この結果、現代のアメリカで精神医学会(APA)によって精神障がいの診断と統計マニュアル(DSM)が作らたとされています。

そして、20世紀の初め頃
ジークムント・フロイトによって創始された人間心理の理論と治療技法の体系
(精神分析学)が精神医学として
新しく入ってきます。
その後に記された認知心理学が現代でも
精神医学の中心的な存在となっています。

1950年代になりやっと精神に作用する薬が

誕生し、治療方法に広がりを見せます。

無題1350

精神障がいとは?

原因不明の脳の器質的な変化や機能的な
障がいがおこり、心や体の不調、行動にも
異常があらわれることとされています。

また、精神障がいに分類される病気には
統合失調症、うつ病、双極性障がい
パニック障がい、性機能障がい、薬物依存症
知的障がい、パーソナリティ障がいなど
があります

さまざな症状のある精神の病ですが
しっかりと病院で診断してもらい
一人一人にあった治療を進めていくことで
胃腸の病気やアトピーなどの皮膚の病と
同じく、上手く付き合いながら自分らしく
暮らしていくことができます。

過去に偏見により苦しんだ精神疾患をもつ
人達の叫びや苦しみがあってこそ
現代の精神医学の発展に繋がったと言っても過言ではありません。

心に病を患った人が適切な治療を受けられ
多くの患者が自分らしい第2の人生を歩んでいけるようになったこと。

私達は感謝の気持ちを忘れずに
その見えないたすきを繫ぎ
生きていかなければならないのだと
思います。

無題1348

小さな学びがあなたのとなり

 

自分自身の心と体と向き合うことで

感じとれる世界が変わり

自分らしく輝ける未来を……

いつか見つけ出せますように……

ご閲覧ありがとうございます(*⌒▽⌒*)

☆彡↓↓clickme↓↓☆彡

こころとからだと向き合う 脳の豆知識