こころとからだと向き合う【脳の豆知識】自分の心身を見つめ直そう

私たちが喜び笑顔になったり

落ち込んで暗い表情になるなど……


気持ちのうつり変わりに密接に関わる
という人の頭部に存在する器官とは
いったい何なのか?


知っているようで、知らない脳のしくみに
ついて説明したいと思います。

目次

脳とは?

脳とは、情報を伝える役割をもつ神経系の

司令官のような存在です。

 

言語、感情、意識などを管理する脳は
人が生活する上で非常に重要な生理機能を
司る部位です。


大脳、小脳、脳幹と大きく3つに分かれ、
脳全体のうち8割を大脳がしめています

無題1442

脳の部位

大脳の下辺りに小脳があり
大脳と小脳以外の部位、間脳(視床、視床下部)中脳、橋、延髄をまとめた脳幹脊髄まで続いています。
海馬……大脳辺縁系の一つ

日常の中の比較的新しい記憶を保存する
場所とされ
頭の中で地図をイメージするなどの空間学習能力にかかわる脳の器官。
海馬の記憶は長く、古くなるにつれて、大脳皮質に移行されていく。

視床下部……間脳の一部に存在している
自律神経系の中枢。
体温の調整、ストレスに対する反応、食欲や眠気など本能的な面を管理しています。

脳梁(のうりょう)…大脳の一部に存在している
左右の大脳皮質の繋ぎ目で情報を共有する
通り道とされている。

また、脳は脊髄までつながっていて

 

この脳と脊髄をつなぐ神経に中枢神経が存在します。

また、脳や脊髄を守るように覆った膜を
髄膜と言って
この髄膜は脳に近い方から見て
軟膜、くも膜、硬膜の3層に分かれています。



無題1441


《脳の部位別の役割》

大脳の役割

一次機能と呼ばれるさまざな情報の種類や
性質などを見分け、それに伴った運動を
指令する役割

または、高次機能と呼ばれる過去の経験のメモリーや一時的で急激な感情の動き、周囲を認識する機能などハイレベルな心の動きにも
関わっています。

小脳の役割

運動神経の良い人は小脳が人より高いレベルで働いてくれています。
運動調整機能の役割を担う小脳は

筋や腱、関節からの深部感覚や
内耳からの平行感覚や大脳真皮からの情動を受けとり運動の強さや力の強弱のバランスを計り正常の状態を保ちます

脳幹の役割

人が眠ったり、目覚めたりという意識レベルの調整、姿勢運動制御など

生きていくために欠かせない自律機能
直接コントロールしている部位



脳幹が正常に働かなくなると
人の自立機能は制御できなくなる

無題1387

これだけ大切な役割を担っている


無題1363

脳が疲れると、心や体さまざな面で不調が

現れることも納得ですね

心の病はかたちがありません。

治療したくても、薬を飲んでも
出口の見えない闘病生活は続きます。
そんな時に、かたちのあるという体の部位との繋がりを知ることで私は少し
気持ちがラクになったような気がします
無題1384

大脳

大脳は、右脳左脳の2つに分かれた部位の

総称大脳半球からできています

大脳半球の表面を覆うように大脳皮質が広がりその中には大脳基底核が入っています

 

大脳皮質……大脳の表面を包むように広がる
炭白質の薄い層

大脳基底核……炭白質の周りを覆い
知覚、随意運動、思考、推理、記憶など
脳の高次機能をつかさどる

また、大脳半球は、それぞれ働く機能の違いで前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉の4つに
大きく分けられます

 

無題1442

前頭葉……大脳半球の前の辺りに位置し
おでこに一番近い部分。
思考または、判断し行動する役割を持つ
部分
前頭葉の力が低下することにより
考えがうまくまとまらなくなったり
判断力が落ちたりすることがあります。

頭頂葉……
前頭葉の後ろ、側頭葉の上に存在する

異なるそれぞれの感覚器で感じとれる固有の経験の種類から感覚情報をまとめ
空間感覚と指示の決定をする役割

例えば、地図を見て正確に自分の位置や
目的地までの方向をイメージし理解できるかなど

後頭葉……人の後頭部のあたり、

側頭葉の後ろ側に存在する
目で物を見る感覚の働きや目にうつる色彩の認識をする役割
信号が赤なら進む青なら止まると認識
できるのは後頭葉が正常に働いてくれているからです

側頭葉……脳の側面に存在する
言葉を上手く話す、昨日の出来事を記録する
物を見る、音を聞くなどの機能を働かせる
役割

人が話した言葉の内容や本の文字を読んで
意味を理解すること

初対面で出会った人の顔を覚えること
または、楽しかったあの時の思い出を
今も覚えているなど
側頭葉がしっかり働いてくれている
おかげで私たちは上手く生活できています。

無題1405

これだけ大事な役割を担っている

 

脳が疲れると、心や体にさまざな不調が
現れることも納得ですね

無題1441

心の病はかたちがありません……

治療したくても、薬を飲んでも
出口の見えない闘病生活は続きます。

そんな、時にかたちのある
という体の部位との繋がりを
知ることで私は少し
気持ちがラクになったような気がします

脳を大きく3つに分けたうちの一つ
小脳についてご紹介します。

無題1441

小脳



大脳よりはるかに小さい小脳ですが
神経細胞の数は実は大脳より多く
1000億個以上も存在しています。

小脳は主に五感を使い物事を見分けること
また、運動調整機能の役割を担っています。

反射的に前から飛んできたボールを避けたり

子供のころ好きだった一輪車をバランスを
取りながら上手く乗りこなせたのも
小脳がしっかり働いてくれているおかげなのです。

無題1405

小脳の記憶は長持ちする

体で覚えた記憶は消えにくいと言いますが
自転車の乗り方や小学校の時に習ったピアノなど数十年経ったのに…
なんとなく「今でも出来る!」というのも
この小脳が関わっています

小脳は大脳のシミュレーターで
パソコンに例えるとソフトウェアのような
存在です。

そんな脳のソフトウェアは、筋肉の動きを
俊敏且つなめらかに次の筋肉の動きに
引き継ぎ運動のタイミングをとる重要な
役割を担っています

無題1347

また、運動のレベルに合わせて筋肉の収縮を

調整させる司令官のような存在でもあります

五感から受けとった情報をその都度その都度
大脳や脳の各部位に命令して運動を実行
させています

そんな、小脳がうまく働かなくなると
めまいやふらつきなどの原因になります

また、小脳の一部が損傷を受けることで
運動機能とは関係のない
気持ちの浮き沈みの抑制や、注意力
短期記憶などの高度な認識力の低下といった
精神の病に陥った時と同じような症状が
見られる場合もあります。

無題1350

そして、ストレスがかかることにより

小脳の中心部の働きが弱まることがあるとも
言われています。

そんな、小脳の衰えを予防するために
有効なのが……
テニスやサッカー、野球、卓球など

さまざなスポーツで脳を鍛えることや
ピアノやギターなど楽器を弾いたりすること
などです。
日々の生活の中で小脳と筋肉を上手く
やりとりさせる週間をもつことが
小脳を衰えさせることなく守ることに
繫がるのです。

更に、小脳が特に活性化される例として
「リズミカルな音楽を聞きながら運動を
すること」が挙げられます!

運動中のBGMに好きな音楽を流すでも
良し!リズムダンスを始めてみるでも良し!かと思います☆彡

無題1366

ぜひ、試してみて下さいね!

これだけ大事な役割を担っている

 

脳が疲れると、心や体にさまざな不調が
現れることも納得ですね

心の病はかたちがありません。

治療したくても、薬を飲んでも
出口の見えない闘病生活は続きます。

そんな、時にかたちのある
脳という体の部位との繋がりを
知ることで私は少し
気持ちがラクになったような気がします

脳を大きく3つに分けたうちの一つ脳幹
ついてご紹介します。

無題1442

脳幹

大脳と脊髄をつなぐ脳の中軸部で
人が眠ったり、目覚めたりという意識レベルの調整、姿勢運動制御など

生きていくために欠かせない自律機能を直接コントロールしている部位

大脳に近いほうから間脳・中脳・橋(きょう)延髄と分かれていて、それら全てを含めて
脳幹と呼ばれています。

間脳

 

脳幹の一番上にあたる部位
視着と視着下部から構成されている

 

大脳皮質と間脳は嗅覚以外の感覚伝導路と
して無数の神経細胞で繫がっています

また、神経の働きの中枢として
意識を正常に保ったり、自律神経のバランスを整えたりしてくれます。

中脳



間脳の下で橋の上の部位
目で物をみたり、耳から音を聴いたりする
反射に関わっています。
中脳に異常が起こると瞳に入る光の量をコントロールする力(対光反射)が失われてしまいます。



橋(きょう)



上下を中脳と延髄に挟まれる
連絡を取り合う接続部として
上部の中脳や大脳と下部の延髄以下を
つないでいます

第5~第8脳神経が発生している出発点

感覚神経系と運動神経系の神経伝導路が
複雑に入り混じっている
呼吸のバランスを整える役割がある

延髄



脳幹の一番下にあたる部位
人が命を保つ上で非常に重要な中枢が存在

延髄が障害を受けると息ができなくなり

心臓が止まってしまいます
なぜならこの部位は呼吸運動の役割を担う
中枢が存在するからです。
そんな、延髄は別名生命点とも呼ばれてい
ます。

咳やくしゃみ、声を出すなどのコントロールに関わる心臓や血管運動の中枢

噛む、飲む、吐くなどの消化器に関わる中枢

涙を流す、汗をかくために必要な中枢など

さまざな中枢が延髄にはあります。

そんな、人が生きていく上で欠かせない
重要な役割をたくさん担う脳幹ですが
機能が上手く働かないことで
自律神経失調症やうつ、不安感など
心の不調に繫がってしまうことがあります。

無題1350

よく、ストレスで疲れた体を改善するためには「自律神経をコントロールするためのツボ押し」が効果的などと言われますが……

これらも、何らかの形で脳幹に刺激を与えることによって効果が得られています。

そんな、脳幹を鍛えるためには
バランス能力を高める運動をすることが
効果的です!

無題1443

特にバランスのとりにくい水の上での
スポーツ、ヨットやサーフィンが効果的です
が……実際中々取り組む機会の少ないスポーツ
かとも思います

ですから、アクティブな気持ちになる夏場は海でのスポーツに思い切ってチャレンジ!
他の季節はいつでも誰でも気軽にできる
バランスクッションやバランスボールを
取り入れ
た運動を自宅でしてみるのも良し!かと思います☆彡

無題1443

脳幹を鍛えることは、生命力の向上と
深く結びついています
免疫力を上げることで心身の不調と
向き合える生活が出来ると良いですね

これだけ大事な役割を担っている

 

脳が疲れると、心や体にさまざな不調が
現れることも納得ですね

心の病はかたちがありません。

治療したくても、薬を飲んでも
出口の見えない闘病生活は続きます。

そんな、時にかたちのある
脳という体の部位との繋がりを
知ることで私は少し
気持ちがラクになったような気がします

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発達障がいと脳